今季限りでのドルトムト退任を発表したユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
日本代表MF香川真司が所属するボルシア・ドルトムトが15日、ユルゲン・クロップ監督の今季限りの退団を発表した。同日に行なわれた記者会見でクロップ監督は退任についてコメントした。
同指揮官は「私はこの素晴らしいクラブにとってパーフェクトな指揮官ではないと考えた」と退任の理由を語った。また、現時点では来季率いるクラブは決まっていないことも明かしている。
「私は疲れたというわけではない。他のクラブとは交渉はしていないが、来季以降休業するということも考えていない」
また、クロップ監督は今回の発表のタイミングについては「昨季、数名の選手の決断が遅れたことで、我々はその後のリアクションが困難だったからだ」と語り、クラブに来季のための準備の時間を与えたかったことを明かした。
「私はどの選手とも問題は抱えていなかった。今は、来季スタートのために計画を立てる時だ。そのために今決断したんだ」
「我々はまだ多くのやるべきことがある。これは来季のために決定であり、今はシーズンを終わらせることに集中しなければならない」
クロップ監督は2008年にドルトムント監督に就任。ブンデスリーガ2連覇と1度のDFBポカール優勝、チャンピオンズリーグ準優勝を果たした。来季はプレミアリーグへの参戦が噂されている。
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