今季いっぱいで辞任を発表したユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントは現地時間15日、ユルゲン・クロップ監督の今季退任要求の報道を受け、緊急記者会見を行った。
2018年まで契約を残すクロップ監督だが、同日午前にドイツ紙『ビルド』で今季限りでの退任を願い出たと報道。真実かどうかに注目が集まった。
会見にはハンス・ヨアヒム=ヴァツケCEO、ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)とクロップ監督が出席。既報通り、今季限りでの退任が正式に発表された。
今季の不振を受け、クロップ監督は1度契約解除を申し出ていたが、ドルトムントはそれを拒否。クロップ監督の2度目の申し出に対し、今回は受け入れた形だ。
また『ビルド』は、前節のボルシア・メンヒェングラードバッハ戦でMFセバスティアン・ケールと衝突したとも報じており、チーム内でも不穏な空気が流れていたようだ。
クロップ監督は「正しい時期だと思っている。疲れてはいないが、他チームからのコンタクトはない。そして、休養するつもりもない」と明かし、監督業は続けるつもりだ。
後任については明かされていないが、元マインツ監督のトーマス・トゥヘル氏が噂されている。同氏はハンブルガーSV(HSV)の監督就任が濃厚とされていたが、同日にHSVはブルーノ・ラッバディア氏就任を発表しており、現在フリーとなっている。
マンチェスター・ユナイテッドに移籍した香川を再度呼び寄せた恩師の退任だけに、今後の影響が気になるところだ。
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