アーセナルのU-21スペイン代表DFヘクトル・ベジェリンが40m走で100m走世界記録保持者のジャマイカ人スプリンター、ウサイン・ボルトを上回ったとの報道を受けて、イングランド人スプリンターのリチャード・キルティが3万ポンド(約540万円)を賭けた挑戦状をツイッターで発した。英大手メディアの『スカイスポーツ』などが報じた。
ベジェリンは今季序盤に計測した40m走で、それまで最速だった同僚のイングランド代表MFセオ・ウォルコットが持つ4.42秒を0.01秒更新。その記録はボルトが持つ100m走9.59秒という世界記録の40m地点に計測された4.64秒という記録を上回ったと報じられ、話題となった。
これを受けて2014年にポーランドで行われた世界室内陸上競技選手権大会60m走王者のキルティに火が付いた。キルティはツイッターで次のようにコメントしている。
「メディアはベジェリンが40mを4.42(秒)で走れると言っているが、絶対そんなはずない。報じた記者は全くばかげている! 俺は3万ポンドを賭けてベジェリンとウォルコットと競争してもいい。距離、場所、日時は何でもいい。競争はすぐに終わるだろうし、2人が挑戦を受けて金を出すのであれば、俺はみんなにメディアが間違いだと証明する」
果たして、ベジェリンとウォルコットがこの挑戦状を受けるか。仮に実現した場合、開催されるのはオフシーズン中の夏となる可能性が高いが、いずれにせよキルティに対する返答に注目が集まっている。
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