襲撃にあったニコ・コバチ監督【写真:Getty Images】
現クロアチア代表のニコ・コバチ監督が現地時間13日、フーリガンに襲われる事件が発生した。14日のドイツ紙『ビルド』が報じている。
コバチ監督はザグレブからスプリトへ向かう途中に高速道路の休憩所に立ち寄った。そこで事件は発生。同行していたクロアチアサッカー協会関係者は「ハイデュク・スプリトのサポーター約10人が最初は口頭で攻撃してきて、その後、暴行を受けた」と、明かしている。
同紙によれば、ペットボトルによる暴行を受けたが、負傷者は無かった様子。しかし、乗っていた車に破損が見られたようだ。
犯人は地元警察によってすでに逮捕されている。
事件はクロアチアサッカー協会が昨年11月に開催されたディナモ・ザグレブとのクロアチア・ダービーでハイデュクサポーターの入場を制限した処分が原因で発生したと見られている。
同試合では、ハイデュクサポーターがディナモ・ザグレブのスタジアムのブラックリストに入っているとして入場を拒否。ハイデュクの選手たちもピッチに立つことを拒否し、試合がボイコットされるという事態が発生していた。
この結果協会側は、3-0でザグレブの勝利とし、その後約15000人のハイデュクサポーターが抗議デモを行うなど、両者の関係は緊張状態にあった。
今回の事件は、その判定を未だ不満に思う者の犯行ではないかと考えられている。
【了】