元フランス代表のカントナ氏【写真:Getty Images】
元フランス代表のFWエリック・カントナ氏は14日、上海で行われた各年にスポーツの各分野で活躍した選手及び団体を称えるローレウス世界スポーツ賞の前日記者会見でヨーロッパのサッカー現状について言及した。
カントナ氏は、08年から12年の間に3連覇を成したスペイン代表の成功について訊かれた際「スペインはバルサの選手10人で勝った。W杯を優勝したのはスペイン代表ではなくカタルーニャだ。バルサが勝ったと同じだ」と述べた。
「バルセロナのカンテラと他クラブから期待できる新人が現れたら、スペイン代表も復活すると確信している」
なお現在、世界最高の選手はレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドとバルセロナのFWリオネル・メッシと言われているがカントナ氏は「私にとって現在最も創造性が強い選手はパストーレだ。彼の試合を2回観て特別な選手だと思った。ゴールだけではなく、パスや動きにも驚かされる」と、PSGのミッドフィルダーを絶賛した。
更に欧州の最高のリーグについては「ベストリーグはプレミアリーグ、その次はブンデスリーガだ。その次はバルサだけだ」と、リーガ・エスパニョーラを無視した。
また、12日に4-2でマンチェスター・シティに制した古巣マンチェスター・ユナイテッドに関しては「ファン・ガール監督とオランダの哲学はマンチェスターに適応している。ユナイテッドがマンチェスターのキングに再びなれたことにハッピーだ」と、満足感を示した。
「シティは育成アカデミーを強化せねばならない。プレミアを2度優勝したけど統制を保つには、トップチームを下部組織で育った選手達で構成する必要がある。バルサを見ればわかることだ。欲しい選手は幾らでも獲得できるけど下部組織でずっとプレーしてきた選手達の重要性を判っている」
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