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サネッティ副会長、低迷インテルの底力を信頼「敗北から成長へ」

text by 編集部 photo by Getty Images

サネッティ副会長、低迷インテルの底力を信頼「敗北から成長へ」
インテルのサネッティ副会長【写真:Getty Images】

 日本代表のDF長友佑都が所属するインテルのハビエル・サネッティ副会長が、低迷するクラブの現状について自身の考えを述べている。

 インテルはリーグ30節終了時点で勝ち点41の10位。前節は敵地でヴェローナに3-0で快勝したものの、6試合ぶりの白星で上位チームに水をあけられている。かつての名門はシーズン途中の監督交代も響き、なかなか浮上のきっかけをつかめずにいる。

 伊紙「ガゼッタ・デッロ・スポルト』でサネッティ副会長は「ロベルト(・マンチーニ監督)には素晴らしい理解力や知性があり、これはクラブの将来を決める上で非常に重要なことだ。我々は彼の仕事に全幅の信頼を置いている。チームを立て直すことは簡単ではない。優勝争いができるグループを生み出すためには、我々は相当な努力をしなければならない。

 私が現役時代に経験したインテルの低迷期は、何をするにしても簡単ではなかった。しかし、敗北を受け入れることがそれを打破できる唯一の方法であることを学び、そこからは成長し続けることができた。

 今季は非常に難しいシーズンを送っている。だが、選手は前を向いて取り組んでほしい。残り8試合で可能な限りベストを尽くしてくれることを望んでいる」と期待と寄せた。

 41歳のサネッティ副会長は、現役時代にインテルで19年間過ごし、セリエAではクラブ歴代最多となる615試合に出場。長年主将としてチームは引っ張り、数多くのタイトル獲得に貢献してきた。インテルは19日に行われるミラノダービーで、副会長を納得させられるパフォーマンスを見せることができるだろうか。

【了】

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