日本サッカーの発展を支えた人物がバスケ界へ【写真:Getty Images】
国際バスケットボール連盟から男子リーグの分裂などを指摘され、無期限の資格停止処分を受けている日本バスケットボール協会(JBA)の事務総長に、Jリーグの大河正明常務理事が就任するようだ。
この資格停止処分を受けて協会内部の刷新がなされたJBAでは、日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎氏が先頭に立って改革を推し進めている。
大河氏は1997年からJリーグに関わり、公益財団法人化やクラブライセンス制度導入、J3発足などの実績を残してきた人物で、JBAでもそれらの経験を生かした改革の実行が期待される。
JBA事務総長は新たに設けられるポストで、会長とは異なる。来月の評議委員会と理事会を経て大河氏の事務総長就任が承認される見通し。空席となっている会長のポストは川淵氏が来年秋の新リーグ創設まで暫定的に努めるという。また、大河氏は男子新リーグのトップも兼任する模様だ。
このままの状態では日本代表チームが国際試合を行えず、オリンピックや世界選手権などの主要国際大会への出場もできないが、日本サッカー界の成長を支えてきた2人の力でバスケットボール界に変革の波を巻き起こせるだろうか。
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