アーセナルのU-21スペイン代表DFヘクトル・ベジェリンが、40m走で100m走世界記録保持者のジャマイカ人スプリンター、ウサイン・ボルトを上回ったことが明らかとなった。英紙『メール』や『ミラー』などが一斉に報じた。
アーセナルでは毎年、40m走の記録を計測するのが恒例行事となっており、2009年には当時最速記録だった元フランス代表FWティエリ・アンリの4.82秒という記録をイングランド代表MFセオ・ウォルコットが4.42秒に更新したことが話題となった。
そして今季序盤、ウォルコットが当時19歳のベジェリンに記録を0.01秒更新されたことを告白していたが、その記録が公式記録として認められた。さらに同記録は、ボルトが持つ100m走9.59秒という世界記録の40m地点に計測された4.64秒という記録をも上回っており、0.23秒という記録は距離にして約2mの差になるとされる。
バルセロナの下部組織で育ったベジェリンは2011年、当時16歳でアーセナルに移籍。今季は右DFの主力選手であるフランス代表DFマテュー・ドビュッシー、イングランド代表DFカラム・チェンバースらが負傷離脱したため、出場機会を得ている。
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