UEFAユースリーグで優勝したチェルシーU-19【写真:Getty Images】
現地時間13日、UEFAユースリーグ(U-19の欧州大会)の決勝戦がスイスのニヨンで開催され、チェルシーがシャフタールを下して初優勝を遂げた。今年で2回目となる同大会、第1回目となった昨年はバルセロナが制していた。
チェルシーは、トップチームにも登録されているDFアンドレス・クリステンセン、MFルベン・ロフタス=チーク、MFイザイア・ブラウンの3選手が先発出場。
ブラウンのゴールで先制したチェルシーだったが、クリステンセンがオウンゴールを献上してしまい、1-1のまま後半へ。FWドミニク・ソランケとブラウンのゴールで勝ち越したチェルシーは試合終了間際に1点差に詰め寄られるもそのまま逃げ切り、3-2で試合を終えた。
主将を務め、2ゴールを奪ったU-19イングランド代表のブラウンは、UEFA公式サイトに「僕らにとっては素晴らしい経験だね。考えられないことが起こったよ。難しい試合がたくさんあったし、どのチームもタフだった」と語り、同大会を振り返っている。
今大会12得点目となるゴールを奪い、得点王に輝いたFWドミニク・ソランケは「夢が叶ったよ。僕らはこの大会でハードに戦ってきたし、ほとんどの試合で勝ってきた。いつだって決勝へ行けると信じていたし、勝つために必要なことをやってきた」と優勝に満足感を示した。
アジ・ビビーシュ監督は、チェルシーの公式サイトに「アカデミーにとって大きな成果だ」と語り、「私たちは今大会の10試合で36得点を奪い、6失点しかしていない。これは驚くべき偉業だ」とチームの成績を称えた。
トップチームではエデン・アザールやジョン・テリーといったスター選手を抱え、多くの選手を国内外にレンタル移籍させているチェルシーだが、ジョゼ・モウリーニョ監督も「ブラウンとロフタス=チークはトップチームで起用する」と明言するように、来季はトップチームで彼らの活躍が見れるかもしれない。
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