がっちりと握手をかわすロジャース監督とスターリング【写真:Getty Images】
リバプールは13日に行われたプレミアリーグ第32節ニューカッスル戦に2-0で勝利した。
この試合で先制ゴールを挙げたラヒーム・スターリングは、クラブからの契約延長オファーを拒否して移籍を示唆したり、無断で『BBC』のインタビューに応じたり、さらには水タバコ吸引疑惑まで浮上するなど、最近になって問題行動が目立っている。
イングランド代表でも主力に成長し、リバプールでは攻撃の核を担う若き才能について、ブレンダン・ロジャース監督のコメントを英『テレグラフ』が伝えている。
「あなたがもしトップレベルのプロスポーツ選手であれば、ああいったことはすべきではないだろう。だが、まずはラヒームと話して、彼が何を言うか見てみよう。私は今日あれを見ただけだからね」
スターリングの行動を非難したが、一方的に責めるべきではないとするロジャース監督は選手のあるべき姿について次のように話す。
「我々はフットボールに集中し、ここにいる選手たちにスーパー・プロフェッショナルであってほしい」
一方で「私は彼(スターリング)がスーパー・プロフェッショナルであると知っている。若い選手たちはミスを犯すこともあるし、それらから学ぶようになってくれればいい」とプロ意識に疑問の残るスターリングを擁護する。
そして「彼は意志が強く、おそらくハットトリックも決められたし、彼のパフォーマンスは抜群だった」とニューカッスル戦での姿勢を称賛した。
「これは非常にシンプルなことだ。私はラヒームと話す。それが行われるまでは内部で対処する」と対話を強調したロジャース監督。去就はもちろんだが、今季残り試合での処遇も含め、スターリングの周辺はしばらくの間騒がしくなるだろう。
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