日本はどの国と対戦することになるだろうか【写真:Getty Images】
2018年ロシアW杯2次予選の組み合わせ抽選会が14日に行われる。ポット1に入った日本は強者であるが、アジア予選に楽な戦いはない。ベスト8に終わったアジアカップでも、日本はその厳しさを味わっている。
さて、組み合わせ抽選ではしばしば“死の組”が生まれることがあるが、日本にとって最も嫌なグループとは、どこの国と同居することだろうか。
ポット2のヨルダンとは1月のアジアカップでも対戦しており、その時は2-0で日本が勝利した。しかし、2013年にはアウェイで1-2と敗れており、イメージが良いとは言えない。W杯に過去4度出場しているサウジアラビアも無視できない存在だ。
ポット3ではアフガニスタンが不気味な存在だ。これまで国際Aマッチでは1度しか対戦しておらず、それも1951年のこと。普通にやれば日本が勝つだろうが、楽観視はできない。
ポット4の北朝鮮は、この枠にいるのが不思議なレベルであり、日本にとっては嫌な相手だ。2011年の対戦では平壌で0-1と敗れている。国際情勢の関係から北朝鮮国内で対戦が実現するとは現段階では断言できないが、あの雰囲気は日本にとって大きな脅威となる。
そしてポット5。どの国も日本との実力差は大きいが、イエメンはアフリカ大陸に隣接しており、アウェイ戦は移動による負荷が考えられる。
日本にとっての死の組は、ヨルダン、アフガニスタン、北朝鮮、イエメンと同居するグループではないだろうか。
ちなみに、ブータン代表は築舘範男監督、ベトナム代表は三浦俊也監督がそれぞれA代表を率いている。いずれの国と同居することになれば、興味深い対戦となるだろう。
このW杯2次予選が、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制にとって最初の関門となる。指揮官を含む誰もがロシアに目を向けており、実力的にもここは通過点だ。果たして、日本はどの国と対戦することになるだろうか。
▽ポット1
イラン、日本、韓国、オーストラリア、UAE、ウズベキスタン、中国、イラク
▽ポット2
サウジアラビア、オマーン、カタール、ヨルダン、バーレーン、ベトナム、シリア、クウェート
▽ポット3
アフガニスタン、フィリピン、パレスチナ、モルジブ、タイ、タジキスタン、レバノン、インド
▽ポット4
東ティモール、キルギス、北朝鮮、ミャンマー、インドネシア、トルクメニスタン、シンガポール、ブータン
▽ポット5
マレーシア、バングラデシュ、香港、イエメン、グアム、ラオス、カンボジア、台湾
【了】