アーセナルのガジディスCEO【写真:Getty Images】
イングランド・プレミリーグのアーセナルでCEO(最高経営責任者)を務めるイヴァン・ガジディス氏が、今季の成績を評価しつつも、さらなる高みを目指したチーム作りを見据えている。
アーセナルは前節、降格圏に沈むバーンリーと敵地で戦い、苦しみながらも1-0で勝ち点3を獲得。現在はリーグ戦で8連勝を記録しており、首位チェルシーに勝ち点7差の2位まで浮上している。また、連覇を狙うFAカップではすでに準決勝に駒を進めており、対戦相手であるチャンピオンシップ(2部)のレディングを破れば、歴代単独最多となる12個目のトロフィーを手にすることができる。
英紙『デイリー・ミラー』でガジディス氏は「我々は現状に満足していないが、最後まで力を尽くし、行けるところまで行くつもりだ。チームの成長ぶりには幸せを感じているが、どのようにシーズンを終わればポジティブな結果と言えるか検討しなければならない。来季も優秀な成績を収めるためには、現在のチームをどれだけ前進させられるかが課題となってくる。だが、我々は団結しているし、チームも若いため、これからも成長し続けるはずだ」とコメントした。
アーセナルは昨シーズンから若手育成に重きを置きつつも積極的に即戦力を獲得している。2013年にレアル・マドリーから移籍金4240万ポンド( 約74億円)でMFメスト・エジルを、2014年にはバルセロナから3500万ポンド(約62億円)でFWアレクシス・サンチェスを獲得した。2004年を最後にリーグタイトルから11シーズンも遠ざかっているアーセナルは、来季も大型補強を敢行し、ガジディス氏が望む成功を手にすることができるだろうか。
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