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香川真司 10年前

香川含めドルトムントに軒並み低評価。結果、内容、採点が証明した「優れたボルシア」=MG

互いに「ボルシア」を冠するドルトムントとMG。これまではドルトムントが上を行っていたが、今季はその立場が完全に逆転。1-3という結果、完敗だった内容、そして地元メディアによる採点が証明した。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「夢のようなフットボール」を展開したMG

香川含めドルトムントに軒並み低評価。結果、内容、採点が証明した「優れたボルシア」=MG
ドルトムントのスポーツ・ディレクターであるミヒャエル・ツォルク氏【写真:Getty Images】

「ブンデスリーガにおいて誰がより優れたボルシアなのか? 昨日この問いは印象深く答えられた!」と記したのは、2015年4月12日付の独大衆紙ビルト日曜版である。

 11日に行われたブンデスリーガ第28節、“ボルシア”・ドルトムントは、アウェイで“ボルシア”MGに1-3のスコアで敗れた。ビルト日曜版は「ここにより優れたボルシアが祝う」と見出しを付けている。

 ビルト日曜版はボルシアMGを「夢のようなフットボール」と形容し、ドルトムントについては「前半戦のようなカタストロフィックな光景」としている。

 ビルト日曜版によるボルシアMG戦のドルトムントの先発メンバーの採点は次のとおり。

【GK】バイデンフェラー「3」、【DF】ソクラティス「5」、スボティッチ「6」、フンメルス「5」、シュメルツァー「3」、【MF】ギュンドガン「4」、ケール「5」、ブワシュチコフスキ「5」、香川真司「6」、ミキタリヤン「6」、【FW】オーバメヤン「6」。

 香川には「6」と最低評価である。

 もっとも、及第点が付いたのは、バイデンフェラーとシュメルツァーの2人のみで、ドルトムントの選手達は軒並み低評価となった。しかし試合内容を考えれば、それも致し方ないだろう。

 ドルトムントのスポーツ・ディレクターであるミヒャエル・ツォルク氏は、ビルト紙が「今シーズン既に3回BVBは最初の1分で失点を喫している」と指摘したことに対して「私はこれが世界記録だと思うし、受け入れられるものではない」とコメントを残した。

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