ミランを率いるインザーギ監督【写真:Getty Images】
ミランを率いるフィリッポ・インザーギ監督が、12日に行われるセリエA第30節のサンプドリア戦に向けて意気込みを語っている。
ミランは前節、アウェイで難敵パレルモを2-1で下し、2連勝で順位を8位に上げている。一方、サンプドリアは、フィオレンティーナに敗れたものの、先月の試合ではローマとインテルを倒し、ヨーロッパリーグ出場圏内の5位につける好調のシーズンを送っている。
試合の前日会見でインザーギ監督は「とても重要な試合だと理解している。しかし、頭の中をクリアにして臨まなければならない。今季の彼らは素晴らしいシーズンを送っているが、もし我々が悪いパフォーマンスをすれば、再び批判が吹き出してくるだろう。選手には集中したプレーを望む。
負傷者が多いことは言い訳にできない。トレーニングの雰囲気は少し変わってきたと感じている。ポジション争いが激しくなり、選手には競争の意識が芽生えてきている。最近の好成績も彼らの自信に繋がっているようだ。
ミランはパレルモ戦と同じようなプレーをすればいい。サンプドリアのやり方には興味がない。我々は攻撃的にいくだけだ。うまくいけば勝てるだろうし、勝利を逃したとしても将来を見据えてやり続けるだけだ。私は勝利を確信しているがね。この予言が真実になるかどうか見てみようじゃないか」と勝ち点3に意欲を見せた。
また、サンプドリアを率いるシニシャ・ミハイロビッチ監督がミランの次期指揮官候補に挙がっていることについては「私を笑顔にさせてくれる。お酒をかわしながら話すようなことだ。私がシーズン中に苦しい時期を送っていたとき、最初にメッセージをくれたのは彼だった。ミハイロビッチがサンプドリアで成功していることに幸せに感じている。
クラブは、私のような監督とサインした時点で、シーズンに浮き沈みがくることを理解していると思う。もしミランが私の仕事に満足してくれるのであれば、ここで野心をもって使命を果たし続けたい。彼らの信頼に応えたいんだ」とコメントした。
冬の移籍で加入してから2得点にとどまっているFWマッティア・デストロに関しては「ミランの戦術に慣れるためにはもう少し時間が必要だ。私も現役時代に3、4ヶ月間ゴールがなかった時期があった。誰にでも起きることだし、私はゴール数だけで選手を評価したりはしない。デストロはうまくやっているし、チームとして彼を助けることも必要だ」と批判を一蹴した。
ミラン対サンプドリアの一戦は、日本時間13日3:45にキックオフとなる。
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