浦和のペトロヴィッチ監督【写真:Getty Images】
浦和レッズは11日、明治安田生命J1リーグ1stステージ第5節・川崎フロンターレ戦に向けて前日練習を行った。
「アウェイの川崎戦はここ3年いい結果が出ていない」と話すのは浦和のペトロヴィッチ監督。等々力競技場は同クラブにとって鬼門になりつつある。
試合展開もいつも同じだ。指揮官が説明する。
「いい攻撃の形を作り、我々が試合を支配する展開の中でミスからカウンターを食らって失点している。川崎というチームはカウンターの質が高いチーム。スペースに飛び出し、そこにいいボールが入ってくる」
ここまでリーグ戦では1失点だが、「明日のゲームはこれまで以上に集中力を高めて、まずいミスを少なくしなければいけない。相手に速攻を与える機会を減らしながら結果を掴みたい」と、気を引き締める。
ACLと並行する過密日程の中、ペトロヴィッチ監督は「選手の負荷をコントロールしたい」としている。それもあって、前線の3枚は毎試合違う顔ぶれが並ぶ。
「ほぼ全ての試合で、前の3人でチャンスを作れている」と評価する。しかし、第4節までで前線の選手の得点は、開幕戦で興梠慎三が決めた1点のみ。
これについてはペトロヴィッチ監督も「ゴールに繋がっていない。チャンスを作れていることは前向きに捉えられるが、それをゴールに繋げてほしい」と、攻撃陣に奮起を促していた。
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