川崎フロンターレの10番を警戒する森脇良太【写真:Getty Images】
浦和レッズは11日、明治安田生命J1リーグ1stステージ第5節・川崎フロンターレ戦に向けて前日練習を行った。
DF森脇良太は川崎について「個で打開できるのはレナト選手のところだと思う」と、相手の背番号10を警戒する。彼らのマッチアップはこの試合のポイントのひとつだろう。
最近の対戦では浦和がボールを保持し、川崎がカウンターを狙うという展開が多い。そのため、攻守が入れ替わった時に浦和の最終ラインが晒される場面も増える。森脇は「一対一の場面が増えても、個人の対決でやられなければ問題ない」と話すが、こう続けている。
「個の部分でレナト選手はフロンターレのキープレーヤー。1枚より2枚で守ったほうが奪える確率は上がる」と、複数での対応で相手エースを封じ込める意思を語った。
勝利のために、あえてポゼッションを放棄するという考えもある。森脇も「相手も嫌なのかなと思う」と、その戦略の有効性について言及した。
だが、同選手は「サッカーはエンターテインメント」と考えている。だからこそ「見ている人に楽しんでもらわないといけない。ブロックをこじ開けるのは難しいですけど、浦和のスタイルはそこにチャレンジすること」と、自分たちのサッカーに対するプライドと自信を見せた。
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