J2熊本に所属するFW巻【写真:Getty Images】
インドネシア・スーパーリーグのバリ・ユナイテッドは、J2のロアッソ熊本に所属する元日本代表のFW巻誠一郎の獲得に関心を示している。
34歳の巻は、2003年に駒澤大学からジェフユナイテッド市原・千葉に加入すると、2005年に自身初の二桁得点を挙げ、当時ジーコ監督率いた日本代表に初選出。2006年のドイツW杯にも出場した。また、イビチャ・オシム氏が代表監督に就任後も引き続き代表選出を果たす。
2010年にロシアのアルカム・ペルミに移籍すると、翌年には当時フィリップ・トルシエ監督率いる中国の深圳紅鑽足球倶楽部に加入。しかし、怪我の影響で早期退団し、2011年8月に東京ヴェルディへ。2014年から故郷の熊本でプレーすることを選び、今季は開幕から2試合で途中出場している。
インドネシアメディア『Viva』によれば、チュニジア人のFWメフディ・ベン・ディファラーの獲得を狙っていたバリ・ユナイテッドのヤベス・タヌリCEOが「メフディはリーグ登録の認可に失敗した」と話しており、次に獲得したいストライカーの有力候補として巻の名前を挙げているという。しかし、同リーグの移籍市場はすでにクローズされているため、シーズン終盤での獲得を検討している。
バリ・ユナイテッドは、2014年にサマリンダを本拠地とするプトラ・サマリンダがバリに移転し、クラブの名称を変えて新たに発足されたチーム。クラブは今季のリーグで開幕から2連敗を喫し、新たな補強に動いていた。
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