アンヘル・ディ・マリア【写真:Getty Images】
昨夏、英史上最高額の5970万ポンド(約103億円)でレアル・マドリーからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアだが、故郷ロサリオの地元チームで7歳の時に初めて移籍した時の価値がサッカーボール20個分であったことが明らかとなった。大手メディア『ユーロスポーツ』などが報じた。
ディ・マリアは7歳の時に所属していたロサリオの地元チーム、エル・トリトからロサリオ・セントラルに移籍した1992年、クラブ間で移籍金ではなく20個のボールが交換条件として受け渡されたとされる。
当時のエル・トリトのコーチ、マルセロ・パボン氏は『AFP通信』に対し次のように話した。
「あの時はレアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッドのような移籍金は払われなかったが、我々は20個のボールと引き換えにディ・マリアを売った。ボールはチームの財産となった」
当時、母ディアナに連れられ10kmの道のりを自転車で通っていたディ・マリアは、その後2007年に当時19歳でベンフィカ(ポルトガル)へ500万ユーロ(約8億円)で移籍。その3年後にレアル・マドリーへ2500万ユーロ(約28億円)で移籍した。
今年に入ってマンチェスター・ユナイテッドで徐々に結果を出し始めているディ・マリアは、アシストランキングでチェルシーのスペイン代表MFセスク・ファブレガス(16回)に次ぐ2位(10回)に浮上しており、終盤戦の活躍が期待されている。
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