フィジカルに優れる相手ボランチ。香川がこじ開けるか
そのホッフェンハイ戦を欠場したフンメルスとロイスは、指揮官クロップによれば、ボルシアMG戦には間に合う見込みだという。ボルシアMGは、ブンデスリーガではここ5試合を4勝1分の無敗で3位としている。
ボルシアMGは8日のポカールで3部のビーレフェルトにPK戦の末に敗れたが、それはカップ戦ならではのジャイアントキリングで、ドルトムントにとって難しい相手であることに変わりはない。なので多少の問題があったとしても、フンメルスもロイスも先発となるはずである。
香川かカンプルか、2列目の組み合わせは少し気になるところだ。ドイツ代表クラマーはイエローカードの累積で出場停止となるが、ボランチでコンビを組むチャカを初めとして、ホッフェンハイムに比べてボルシアMGはフィジカルに長けた選手が多い。
よってフィジカル面では優れているカンプル、もしくはムヒタリヤンが入る可能性もある。しかし両者とも、最後の3分の1でのアイデアに欠けてしまう。
ボルシアMGも4バックに2ボランチでバイタルエリアのスペースを消してくることは十分に考えられる。引いて固めた相手をこじ開けるために、オフ・ザ・ボールでの連動やラストパスのイマジネーションは欠かせない。そうするとトップ下はやはり香川だろうか。
よって、筆者によるドルトムントの先発予想は次のとおり。布陣は4-2-3-1である。
【GK】バイデンフェラー、【DF】右SBドゥルム、右CBソクラティス、左CBフンメルス、左SBシュメルツァー、【MF】ダブル・ボランチにギュンドアン、ベンダー、2列目は右からブワシュチコフスキ、香川真司、ロイス、【FW】オーバメヤン。
【了】