今季でレンタルの終了するFW宮市亮【写真:Getty Images】
FW宮市亮の所属するオランダ・エールディビジのトゥエンテは、今季2度目の勝ち点「3」剥奪が言い渡された。現地時間10日にオランダサッカー協会(KNVB)が発表している。
トゥエンテは財政難により、先月すでに勝ち点「3」を没収されていた。リーグは再び期限を定め、期日までに財政の健全化を言い渡していたが、改善されず再び勝ち点「3」の剥奪処分となってしまった。
同クラブは財政難により先月23日の時点で、アーセナルからレンタル加入中のFW宮市亮を含むトップチーム7選手との契約を延長しないことを発表。女子チームも消滅の危機に瀕している。
また、財政を確保するためにクラブの規模を大幅に縮小。女子やトップチームだけでなく、リザーブリーグからの撤退も発表されている。
現在リーグ11位のトゥエンテは、勝ち点3が失われたとしてもまだ降格順位にはならない。今後の試合結果にもよるが残留可能な位置につけている。
しかし、このまま財政状況が改善されない場合は、ライセンスが下りず、2部降格の可能性もあるという。
過去1度しか2部に降格していない名門が、最大の危機に直面している。
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