パース・グローリー【写真:Getty Images】
オーストラリア・サッカー協会(FFA)は10日、所属選手の契約規定を違反したとしてAリーグのパース・グローリーに対してファイナルシリーズ(優勝決定プレーオフ)への出場権を剥奪する処分を発表した。
Aリーグの規定では、大物外国人選手などの特別指定選手を除いた所属選手のサラリーキャップを計255万豪ドル(約2億3500万円)に設定しているが、それを40万豪ドル(約3700万円)超過してしまった。
少なくとも6選手分のサラリーキャップ超過を報告せず、2012/13、2013/14シーズンに渡って隠蔽し続けたことにより、パース・グローリーには26万9000豪ドル(約2475万円)の罰金とファイナルシーズンの出場権が剥奪が決定した。同クラブは7日以内に不服申し立てをすることが出来る。
Aリーグには全10チームが参加しており、上位6チームがファイナルシリーズへと進出することが出来る。年間勝ち点で3位対6位、4位対5位の勝者が1位または2位と対戦し、最終的な勝者が優勝するトーナメント方式を採用している。(最終順位が高いチームが2位と、低いチームが1位と対戦する)
同クラブは残り3試合を残し2位に位置しており、6位メルボルン・シティとの勝ち点差が「10」離れていることから、本来であればファイナルシリーズ進出は決定していたが、最終順位は7位で終えることになり、ACLの出場権も失った。
また、同クラブにはC大阪からローンで加入していたミッチ・ニコルズが所属していたが、9日に双方合意のもとでローンの契約が解除となったことがパース・グローリー側から発表されている。
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