どちらのオファーが真実か? DFダニエウ・アウベス【写真:Getty Images】
バルセロナのDFダニエウ・アウベスは9日、クラブが提示した契約延長オファー内容が異なることを同選手の代理人ジノラ・サンタナ氏が記者会見で明言した。スペインの複数メディアが同日に伝えている。
22日に行われたレアル・マドリー戦の前にクラブは、クラシコの後に契約延長について話し合うことを約束されたと言うサンタナ氏は「アウベスは他クラブにバルサより高い年俸で3年契約プラス1年延長オプション付きのオファーを提示されていたが(バルサが待つように要求した為)交渉をストップしていた」と語った。
アウベスに関心を示しているチームを明かしはしなかったが、噂のあるPSGではないと主張し「バルサは3年契約と言っているが、実際は毎年最低60%に出場せねば契約は延長されないと言われた。これは3年契約ではなく1年契約だ」と、バルサが提示したオファーを明かした。
なお同氏は、バルセロナはアウベスの年俸を減少しようとしたことを明らかにし「今季はスタメンでプレーしている。パフォーマンスも落ちていないのに何故給与を下げられなければいけないのだ?」と、同クラブへの不満を示した。
アウベスの契約延長を希望したのはルイス・エンリケ監督だったと認めるサンタナ氏は「2年契約プラス1年延長オプション付きのオファーを提示してくれたとしたら、アウベスは残るけど、クラブは(1年毎の更新)オファーを変更するつもりはないようだから現在は残留より退団が濃厚だ」と付け加えた。
また「彼はバルサに忠実だ。今のところはまだ誰とも合意に達していない。(バルサと)合意に達すると信じていたから、ダ二(アウベス)は悲しんでいる」と、同選手の心境を明かした。
しかしスペイン紙『ムンド・デポルティボ』によればバルサは、アウベスに2年契約プラス1年延長オプション付きのオファーを提示したと断言していると報じている。代理人とクラブが明かしたという同紙の意見は食い違っており、両者の一方が嘘をついていると言うことになる。果たしてどちらが真実なのだろうか。
【了】