チェルシー加入が噂されている武藤嘉紀【写真:Getty Images】
FIFAが9日FIFA世界ランキングを発表した。日本代表はアジアで2位の50位に上昇したが、これによりFC東京のFW武藤嘉紀のチェルシー入りが現実味を帯びてきている。
チェルシーが所属するイングランド・プレミアリーグには、自国代表強化のための外国人選手規制がある。現在は加入できる選手の出身国がFIFAランキング70位以内と定められているが、今月加入基準を50位まで引き上げる改革案が提出された。
今回のFIFAランキング更新で、日本代表は53位から50位へと順位を上げた。これにより仮に改革が実行されたとしても、この規定に抵触することはない。
一方で、要求された改革の規定にはFIFAランキング以外にも「移籍金1000万ポンド(約18億円)もしくは移籍金1500万ポンド(約27億円)以上の優秀な選手」といった条件も含まれるという情報も存在する。全世界の選手の市場価値をまとめている『transfermarkt』によれば、現時点での武藤の市場価値は110万ポンド(約2億円)程度。この基準には達していない。
それでもチェルシーが提示した移籍金は400万ポンド(約7億円)とみられており、今後変動する可能性は十分にある。ひとまずはFIFAランキングという壁は乗り越えた日本だが、チェルシーは武藤獲得を実現することはできるのだろうか。
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