ナポリを率いるベニテス監督【写真:Getty Images】
コッパ・イタリア準決勝2nd legが現地8日に行なわれ、ナポリはホームでラツィオと対戦した。
ナポリは3月4日にアウェイで行われた1st legで、FWミロスラフ・クローゼに先制点を許すも、後半に入ってからFWマノーロ・ガッビアディーニの得点で1-1に追いつき、敵地で貴重なアウェイゴールを手にしていた。
しかし、2nd legでは、79分にラツィオのMFセナド・ルリッチに決勝ゴールを奪われ、2戦合計1-2で敗退が決まり、大会連覇とはならなかった。
ナポリはリーグ直近5試合で3ゴールしか奪えておらず、決定力不足を露呈していた。この期間に得た勝ち点は2にとどまっており、29節終了時点でチャンピオンズリーグ出場圏内からは8ポイントも開きがある。
伊メディア『ライ・スポルト』でラファエル・ベニテス監督は「今夜の我々に欠けていたものはゴールだけだ。得点できるチャンスは7度もあった。ナポリはそれらを生かせず、相手は決定機をモノにした。
この大会で準決勝まで進んだことやヨーロッパリーグでベスト8に入っていることは決して過小評価されるべきではない。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が何か言ったかって?誰もこの現状に満足してはいないよ。
失敗かどうかを決めるのは、シーズンを終えるまでするべきではない。我々は全ての試合で全力を尽くさねばならないのだから。今夜のようにチャンスを多く作れればいつか結果は伴ってくる。だが、7度の得点機があってゴールを奪えないのはチーム全体の責任でもある。もう少し運が味方してくれれば物事が違う方向に進んでいただろう。
もう一度言う。試合で明確な得点機を7度も作った事実があれば、チームの出来を説明する必要はない。我々はここ最近のリーグ戦でも相手よりチャンスを作り、審判の判定で不利になることもあった。ナポリはもっと評価されてもいいチームだと思う」と試合後に語った。
【了】