C大阪に復帰するMFニコルズ【写真:Getty Images】
オーストラリア・Aリーグのパース・グローリーは9日、J2のセレッソ大阪からローンで加入中のMFミッチ・ニコルズと双方合意のもとで契約解除に至ったことを、クラブの公式ウェブサイトで伝えている。
25歳のニコルズは、ブリスベン・ロアーとメルボルンビクトリーで当時チームを率いていた現豪州代表指揮官のアンジ・ポスタコグルー監督の下でキャリアを積むと、アジアチャンピオンズリーグで対戦経験のあったランコ・ポポヴィッチ監督(当時)たっての希望で2014年1月にC大阪に移籍。しかし、6月に成績不振を理由に同監督が解任されると、ニコルズはチームの構想から外れ、7月にパース・グローリーに1年間のローンで加入した。C大阪では公式戦10試合に出場している。
ニコルズはパース・グローリーで14試合(先発10)に出場し、昨年12月に行われたFFAカップ決勝の前日にハムストリングを負傷するまでは、クラブの中心選手として活躍を続けていた。同選手が最後にプレーしたのはパース・グローリーが3-2で競り勝ったウェスタン・シドニー・ワンダラーズとの第23節で、シーズンが残り3試合の時点で退団する。尚、同クラブは現在、メルボルン・ヴィクトリーに勝ち点で並ぶも得失点差で2位となっている。
豪紙『WA Today』でニコルズの代理人を務めるブディー・ファラー氏は「選手は元のクラブへ戻り、パウロ・アウトゥオリ監督の下でJリーグの移籍市場が再開されるまでにポジションを取り戻す意志がある。それが契約解除の理由」とコメントしている。
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