ラツィオを率いるピオーリ監督【写真:Getty Images】
コッパ・イタリア準決勝2nd legが現地8日に行なわれ、ラツィオはアウェイでナポリと対戦した。
ラツィオは3月4日にホームで行われた1st legで、前半のうちにFWミロスラフ・クローゼの得点で先制するも、後半にナポリのFWマノーロ・ガッビアディーニのゴールで追いつかれ、1-1の引き分けに終わっていた。
2nd legでも一進一退の攻防が続いたが、79分に右サイドを突破したMFフェリペ・アンデルソンのクロスに飛び込んだMFセナド・ルリッチが決勝ゴールを挙げ、ラツィオは2戦合計を2-1とし、2012-13シーズンの優勝以来2季ぶりの決勝進出を決めた。
伊メディア『ライ・スポルト』でステーファノ・ピオーリ監督は「難しいアウェイ戦で素晴らしい戦いを見せたチームは称賛に値する。ラツィオは間違いなく決勝に相応しいクラブだ。セリエAでもこの調子を維持していきたい。
我々はここ9試合で1st legを除く全ての試合に勝利している。おそらく私は他の指揮官と比べて華やかではないだろう。しかし、このチームには質の高い選手が揃っており、配置さえ間違えなければうまくいくことはプレシーズンから分かっていた。
また、選手たちが力を発揮し始めるのに時間がかかることも理解していた。多くの主力選手はW杯を戦ってからチームに復帰したからね。だが、我々はまだ何かを成し遂げたわけではない。明確な結果を得るまでは集中を切らしてはならない。
ナポリは素晴らしいチームだ。今季の彼らは少し苦戦しているように見えるが、今夜の我々はそれとは関係なく多くの得点機を作っていた。ラツィオにもクローゼや(ルーカス・)ビグリアといった特別な選手はいるが、全員が互いのためにハードワークできることが強み」と喜びを語った。
ラツィオは6月7日にローマのオリンピコで行われる決勝でユベントスと対戦する。
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