セスクと競り合うシュナイデルラン。来季はチームメートに?【写真:Getty Images】
プレミアリーグ首位を走るチェルシーが、サウサンプトンに所属するMFモルガン・シュナイデルラン、DFナサニエル・クライン両選手の獲得に向かうのではと、8日のイギリス『ガーディアン』が報じている。
サウサンプトンではキャプテンマークを巻くこともあるフランス代表のシュナイデルランは、豊富な運動量や精度の高いフィードを備え、攻守両面で貢献できるMF。同選手は以前からチャンピオンズリーグでのプレー希望を公言しており、シーズン後の移籍が再三報道されている。
これまでもアーセナルやトッテナムといったロンドン勢からの関心が伝えられていたが、ここにチェルシーも割って入る可能性があるようだ。シュナイデルランの移籍金は2700万ポンド(約48億円)と報じられている。
一方のクラインは、昨年10月にイングランド代表に初招集された攻撃的な右サイドバック。サウサンプトンとの契約が2016年までとなっている同選手に対しては、すでにマンチェスター・ユナイテッドが興味を示している。
ジョン・テリー、ブラニスラフ・イバノビッチに加え、来季にはガリー・ケイヒルとフィリペ・ルイスも30歳を迎え、主力が高齢化してきているチェルシーのDF陣。世代交代を見据えれば、まだ24歳と若いクラインは絶好のタレントとなりそうだ。
ただし、ジョゼ・モウリーニョ監督は、「今ある戦力をキープしたい。新しい選手たちが入り込める余裕はそれほどない。新戦力は2、3選手になるだろう」と、補強についてのコメントを残している。今夏の選手獲得については最低限で行う構えのようだ。
チェルシーは日本代表のFW武藤嘉紀獲得の噂も報じられている。9日には武藤が所属するFC東京もオファーの存在を認めた。移籍マーケットでの動きには今後も注目が集まりそうだ。
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