被害にあったイゴール・アキンフェエフ【写真:Getty Images】
UEFAは現地時間8日、3月17日に行われたEURO2016予選のモンテネグロ対ロシアの一戦が中止になった件で、両国への処分を発表した。
同試合では、試合開始から17秒、発煙筒がロシアのGKイゴール・アキンフェエフの後頭部に直撃。同選手が病院へ運ばれる事態が発生していた。
アキンフェエフは病院に到着するまで意識が無かったと報じていたが、幸い命に別状はなかった。
同事件が起きたにもかかわらず試合は再開され、67分に再びサポーターが暴動を起こし結局中止となっている。
UEFAは規律、倫理委員会を開き、3-0でロシアの勝利と決定。
さらにホームのモンテネグロに対し、UEFA主催の大会で2試合の無観客試合、そのうち1試合は2年間の執行猶予の処分を科した。加えて罰金5万ユーロ(約700万円)の支払いを命じている。
モンテネグロは2年の間に再び問題を起こした場合、残り1試合の無観客試合処分が適用される。
被害にあったロシアだが、選手を避難させず試合を続けたとして2万5000ユーロ(約350万円)の罰金を命じられた。
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