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同点弾の槙野、内容には手応えも「ちょっとした差が響く」 前線の得点力不足も指摘

text by 編集部 photo by ダン・オロウィッツ

同点弾の槙野、内容には手応えも「ちょっとした差が響く」 前線の得点力不足も指摘
同点ゴールを決めた槙野智章【写真:ダン・オロウィッツ】

【浦和レッズ 1-1 北京国安 ACLグループG第4戦】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第4戦が8日に各地で行われ、J1の浦和レッズはホームで中国の北京国安と対戦し、1-1の引き分けに終わった。

 この試合で同点ゴールを決めた日本代表DF槙野智章は勝利を得られなかったことへの悔しさを露わにしている。グループ突破の可能性を残すためにも勝利が絶対条件だったことについて指摘されると、「追加点を取れなかった悔しさ、ホームで1点しか取れなかった悔しさがあります」と答えた。

「前半は相手が先制したこともあり我慢の展開でした。相手は長距離移動もあり、後半は運動量で上回ることができた」

「ボールも人もよく動くサッカーを展開できただけに、勝点3を取れなかったことは非常に悔しいです。また、何よりも平日にも関わらず寒いなか応援してくれたサポーターの皆様に申し訳ない気持ちですね」

 この引き分けで浦和は残り連勝したとしてもグループを突破できない可能性が高まった。同選手は他のチームとの差について聞かれると、「ポゼッションは高いけれど、1発でやられている」と勝負弱さを課題に挙げた。

「そういった1発はなかなかJでは経験できないこと。本当にちょっとの差だと思うのですが、その小さな違いが僕らにとっては大きく響いています」

 また、チームの課題としては前線の決定力不足を挙げた。「今年前線の選手を多く補強したが、得点を決めているのは後ろの選手」と指摘すると、「前が決めてくれれば、もう少し楽になる」と悔やんだ。

 今週末に行なわれる明治安田生命Jリーグ1stステージ第5節で、浦和はアウェイで川崎フロンターレと対戦する。槙野は等々力陸上競技場での戦いについて「いいイメージはない。僕らにとって鬼門ですね」としながらも、「今日の後半のようなプレーをみせればお客さんも増える。楽しいサッカーが展開できると思います。勝点3がほしいですね」と勝利を獲得してみせることを誓った。

 川崎対浦和の一戦は12日の17:00より開始される。

【了】

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