ミランが獲得を狙うMFベルトラッチ【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのミランが、夏の移籍でジェノアに所属するMFアンドレア・ベルトラッチの獲得に動くようだ。
24歳のベルトラッチは、ローマの下部組織で育つと、2012年にジェノアに加入。移籍初年度から主力としてプレーすると、2014年9月に代表初招集。同年11月のアルバニア戦でデビューを果たした。今季のリーグ戦では25試合で2ゴールを挙げている。
伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは、ベルトラッチの獲得交渉のため、ジェノア首脳陣に接触したと見られている。現在、ジェノアとローマの共同保有になっている同選手は、出場機会が与えられなかったローマに戻る意志がないと報じられており、ガッリアーニ会長はジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長との話し合い次第で獲得できると睨んでいるようだ。
ミランは、今シーズン限りで契約満了を迎えるナイジェル・デヨングの去就が不透明で、さらにサリー・ムンタリがチームの招集を拒否する離反行為が公になったことから、攻守に計算できるMFの補強が急務となっている。
また同紙は、フィオレンティーナもベルトラッチの獲得に関心を示しているが、こちらは交渉が進展しておらず、ミランが獲得の最有力候補だと伝えている。
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