現在イングランド2部で最下位のブラックプール(オレンジのユニフォーム)【写真:Getty Images】
ブラックプールサポーターは我慢の限界に達している。今季チャンピオンシップ(実質イングランド2部)で最下位と低迷するチームへの抗議として、ファンは”過激な”イースター(復活祭)を実行した。7日、イギリス『BBC』が伝えている。
同日に行なわれたチャンピオンシップ第41節でブラックプールはレディングと1-1の引き分けに終わった。その試合前、サポーターたちはピッチ外に集まってカール・オイセン会長への抗議を開始した。手始めに取締席に卵を投げ込むと、封鎖エリアに花火と発煙筒を投げ込んだのだ。
今季のブラックプールはシーズン開始前に選手の大量放出で一時登録選手が8名となる混乱をみせていた。この影響でプレシーズンマッチが中止。シーズン開始後の11月にはホセ・リガ監督が退任し、ここまでリーグ戦ではわずか4勝しかしていない。
現指揮官のリー・クラーク監督も「我々のレベルは下がっており、今後ますます難しい状況になるだろう」と意気消沈気味だ。
2010年にはクラブ初となるプレミアリーグ昇格を果たしたブラックプールだが、わずか1シーズンで降格。その後長い混乱が続いている。4月5日にはカラフルな卵でキリストの復活を祝うイースターが開催されたイングランドだが、ブラックプールでは少々過激なお祝いとなってしまったようだ。
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