アストン・ヴィラに所属するFWベンテケ【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグ第31節が7日に行なわれ、アストン・ヴィラはホームでQPRと対戦した。
降格圏に勝ち点2差のアストン・ヴィラは、開始7分に先制を許すも、その3分後にFWクリスティアン・ベンテケの2試合連続となるゴールで同点に追い付く。33分にはカウンターから再びベンテケが決めて逆転に成功した。
しかし、後半に入ると、55分と78分に失点を喫し、相手にリードを許す。すると83分にベンテケが直接FKで値千金の同点ゴールを決め、土壇場でゲームを振り出しに戻した。その後は互いに追加点を挙げることができず、試合は3-3の引き分けに終わっている。
この日ハットトリックを達成したベンテケは、リーグ戦ここ5試合7ゴール。16位に沈むアストン・ヴィラは19位のQPRに惜しくもドローとなってしまったが、残留争いに向けてエースの好調は何よりも明るい材料だ。
英紙『デイリー・メール』でベンテケは「ハットトリックを決めることはどんな状況でも嬉しい。しかし、3ポイントを獲得できなかったことは恥ずべきことだ。我々は相手よりも良いパフォーマンスを見せていたし、勝利に値するチームだったと思う。1試合1試合がとても重要になってきているため、最後まで戦い続けなければならない」と語った。
また、ティム・シャーウッド監督は「私が就任してまず考えたのはベンテケをどうやって復活させるかということだった。彼は素晴らしい選手であり、それ以上にチームを上向かせられる方法はない。3得点はファンタスティックだ。
ただ、3ポイントを獲れなかったことには失望している。この1ポイントがシーズン終了後にどれだけ価値があるかは分からないが、前半のうちに逆転した時点で勝たなければいけないゲームだった」とコメントした。
アストン・ヴィラは次節、アウェイでトッテナムと対戦。QPRはホームにチェルシーを迎える。
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