ユベントスを率いるアッレグリ監督【写真:Getty Images】
ユベントスは7日、コッパ・イタリア準決勝2nd legでフィオレンティーナと対戦した。
ホームで迎えた1st legを1-2で競り負けたユベントスは、前日練習でFWカルロス・テベスが負傷してしまい、MFアンドレア・ピルロ、MFポール・ポグバ、DFシュテファン・リヒトシュタイナーら多くの主力選手を欠いた中で2nd leg に臨んだ。
しかし、ユベントスは、前半だけでFWアレッサンドロ・マトリとMFロベルト・ペレイラのゴールで優位な展開を作ると、後半に入ってからはDFレオナルド・ボヌッチの得点で3-0とし、試合を決定づけた。2戦合計を4-2としたユベントスは、クラブ史上初めてこの大会でホームの初戦黒星から逆転で勝ち上がりを決めた。
伊メディア『ライ・スポルト』でマッシミリアーノ・アッレグリ監督は「一部の選手を欠いていたが、異なる特徴をもつ他のプレーヤーが彼らの穴を埋めてくれた。我々はシーズンを通してこういった戦い方を身につけてきたんだ。(アンドレア・)バルザーリは怪我で8ヶ月間いなかったし、(マルティン・)カセレスや(アンジェロ・)オグボンナもほとんど使えなかったからね。
この勝利は、ユベントスの選手全員がいかなる状況でも個々の力を発揮できるという証になった。これは今シーズンの我々の特徴であり、グループとして常に安定した成績を収められている秘訣である。フィットネススタッフも賞賛に値するだろう。
フィオレンティーナとのアウェイ戦で勝利することは簡単なことではない。だが、チームはこの試合の重要性を理解していたし、オフザボールの動きや守備意識の高さは素晴らしいものを見せていた。
リーグ戦もあと4勝すればスクデットを手にすることができると思うし、チャンピオンズリーグでも準々決勝に進めている。3冠獲得のため、コッパ・イタリアの決勝に進めたことは良い兆しだ」とコメントした。
尚、ユベントスは6月7日に行われる決勝でナポリとラツィオの勝者と対戦する。
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