レアル・マドリーを率いるアンチェロッティ監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのアンチェロッティ監督は7日、リーガ第30節ラージョ戦の前日記者会見でイスコとハメスの間に議論は無いと主張し、足首に打撲を打ったベイルが欠場する場合は両者とも起用できるが、それも関係ないと強調した。
「別の試合でも何度も一緒にプレーしたから共存は可能だ。ベイルが左足に打撲を打ってしまったから様子を見なければいけないけど、監督にとっては理想のスタメンを選べることは幸運だ」
ハメスは今季8000万ユーロ(約109億円)で獲得したにも拘らず「ハメスは1年目にして良くやっているがイスコもよくやっている。何がもっと良いと判断するのは難しいけど2人共様々なポジションでプレーできるため、完全なプレーヤーだと言えるから幸運だ」と、イスコより有利な立場にはいないと強調した。
2月に絶好調だったイスコに対してアンチェロッティ監督は「不動の存在」と言っていたことに関しては「イスコは偉大なプレーヤーであり、私は不動の存在であるチームを持っている」と、視点をイスコ個人からチーム全体へと変えた。
ベイル、ベンゼマとC・ロナウドによって構成されているBBCも万全な時は同じことを主張していたが、ハードなスケジュールに向けて「5月の頭までは3日間ごと試合があるからローテーションは必要不可欠となる。BBCの一人が休憩する試合もあるだろう」と述べた。
ラージョ戦については、攻撃的なサッカーが予想されるが「私はよりゲームをコントロールできるから後ろに立てこもる相手の方が良い。ラージョはポゼッションのコントロールに長けているからより困難な試合になるだろう」と、ラージョに敬意を払った。
また、リーガ優勝においては流石のアンチェロッティ監督も「全試合に勝ったら優勝できると言う確信は無い。何をやるべきか分かっているけど今の時点ではバルサがナイフを持っている」と、バルサが優勝候補だと認めた。
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