チームバスにビール瓶が投げつけられたドルトムント【写真:Getty Images】
代表ウィークが終了し、欧州各国リーグが再開した週末。しかし、1週間ぶりに再会したリーグは大荒れとなってしまった。
6日の『ユーロスポーツ』は、3件のサポーターによるチームバス襲撃事件が発生したと報告している。
4日に行われたトルコ・スーパーリーグ第26節のリゼスポル対フェネルバフチェの一戦では、試合後にフェネルバフチェのチームバスが銃撃。運転手が負傷する事態となった。
選手やスタッフにけが人は出ていないものの、同チームのMFメフメト・トパルは「死ぬかと思った」と、事件時の恐怖を明かしている。
事態を重く見たトルコサッカー連盟は6日、第27節の延期を決定した。
さらに4日に行われたドイツ・ブンデスリーガの第27節、ボルシア・ドルトムント対バイエルン・ミュンヘンの試合でもチームバスへの攻撃が起きている。
同事件はドルトムントのバスがホテルへ選手を迎えに行く際に発生。バイエルンサポーターと思われる何者かがビール瓶を投げつけたようだ。
幸い選手を迎えに行く途中であり、ビール瓶のみだったことから大事には至っていない。
5日には、フランスのリーグ・アン、マルセイユ対パリ・サンジェルマン(PSG)の試合前にバス襲撃事件が発生。
PSGのチームバスはスタジアムに行く途中で襲撃を受け、ゴルフボールが窓ガラスを直撃。破損する事態となった。
選手やスタッフに負傷は無く、スタジアムに到着。試合は無事開催されている。
ビッグマッチも多かった週末。久々のリーグ戦にサポーター達は感情を抑えきれなかった様子だが、どれも1つ間違えれば大参事になりかねないだけに、今後のリーグ運営への影響が懸念される。
【了】