岡山は岩政が獅子奮迅の活躍でチームを勝利に導く
2戦ぶりの勝利を目指すアビスパ福岡はホームで水戸ホーリーホックに1-0で競り勝ち、ホーム2連勝となっている。決勝点は今季東京Vから復帰した鈴木惇。73分の先制後は水戸に押し込まれる場面もあった福岡だが、守備陣が踏ん張り無失点で試合を終えている。
4試合負けなしながらスタメンの半数以上を入れ替えたV・ファーレン長崎だが、それでも勝ち切れる力があることを証明して見せた。
自分たちの攻撃の形をうまく表現できない場面も見られたが、70分に古部健太のシュートの跳ね返りに今季初先発の東浩史が詰めて先制すると、危なげなく守り切って栃木SCを1-0で下している。
雨の影響でぬかるんだホームのピッチコンディションに苦しめられる京都サンガだが、序盤から大黒将志やダニエル・ロビーニョを起点に積極的な仕掛けを見せる。しかし、15分にキム・ヒョヌン、55分にはネイツ・ペチュニクと2点を奪われると、守備意識の高まった千葉を崩せず、0-2で敗れている。
3連敗中の愛媛FCはホームに大分トリニータを迎えた。54分に昨季13得点のエース河原和寿が頭で先制ゴールを奪うと、80分にベテラン玉林睦実が移籍後初ゴールを挙げてリードを広げる。
前節6得点を挙げた大分攻撃陣だがこの試合では沈黙。愛媛は2-0の完封で今季2勝目を挙げた。
昨季はJ1昇格プレーオフ圏内でフィニッシュしたギラヴァンツ北九州だが、今季は第2節の徳島戦以降勝ちがない。だが、この試合は立ち上がりから主導権を握ってスピードを生かした攻撃を展開する。
しかし、カマタマーレ讃岐の守備陣も耐えて徐々に相手の勢いを削いでいく。北九州は61分に原一樹を投入すると、その采配が勝負を決めた。直後の64分にその原が先制点を上げる。
さらに4分後には風間宏希が追加点を奪い、守っては粘り強く相手を自由にさせずに無失点。快勝で4試合ぶりの勝利を飾った。
前節岡山と引き分けた大宮アルディージャはホームでロアッソ熊本を2-0で下している。前半は熊本にペースを握られたが、GK加藤順大を中心に守って前半を終えると、後半は積極的にスペースを突く攻撃で勢いを増し、51分にムルジャ、73分に横山知伸が得点を奪って3試合ぶりの勝利を挙げた。
全11試合の結果は以下の通り。
札幌 1-1 東京V
金沢 2-1 群馬
岐阜 0-2 C大阪
福岡 1-0 水戸
長崎 1-0 栃木
横浜FC 2-3 磐田
京都 0-2 千葉
愛媛 2-0 大分
北九州 2-0 讃岐
大宮 2-0 熊本
徳島 1-2 岡山
【了】