「いかに勇気を持って前を向けるか」
特に後半の早い時間帯はドルトムントがゲームを支配する時間が続いた。香川は「(ボールは持てていたものの)効果的なポゼッションではできていなかった」と語る。
「最後の崩しで一番プレスがあるなというところで、いかに勇気を持って前を向いてしかけられるかという感じでした。そこのイマジネーションや精度の差を感じました」
ボールを呼びこむことはリスクも背負うことになる。しかし、「そこで何がやれるかが勝負だと思うので、次がんばります」と香川は覚悟をみせる。具体的なプレーに関しては、「誰かが無理をして仕掛ける必要がある。みんなが待っている状況をなくせるようにがんばりたいです」と意気込んだ。
最後に、香川は今日の試合を振り返って「やりたいことができなかった」と語った。王者相手にも”勇気”を持ったプレーができるように。香川の挑戦はこれからも続く。
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