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ドルトムントCEO、フンメルスの移籍報道に「ファントム・ディスカッション」

text by 編集部 photo by Getty Images

ドルトムントCEO、フンメルスの移籍報道に「ファントム・ディスカッション」

放出意思のないことを宣言されているDFマッツ・フンメルス【写真:Getty Images】

 ボルシア・ドルトムントのDFマッツ・フンメルスのマンチェスター・ユナイテッド移籍が間近と英紙『デイリー・ミラー』が報じた件で、同クラブのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOが4日のドイツ紙『ビルド+』で否定した。

 『ミラー』の報道によればフンメルス本人がチームメートに今夏のユナイテッドへの移籍が実現しそうだと伝えたという。

 これに対してヴァツケCEOは「完全な空想。ファントム・ディスカッションだ」と作り話と強調。そして「なぜなら、全くオファーを受けていない」と、ユナイテッドからコンタクトがないことを明かした。

 さらに「契約の状況をマッツ・フンメルスは知っている。彼が来季どこでプレーするか、もちろん選択肢はBVBのみだ」と、2017年まである同選手との契約から残留が明白だと話した。

 さらにフンメルスの獲得に関して、4500万ユーロ(約63億円)ともいえる巨額の移籍金を払う準備があると言われていることに関しても、FWロベルト・レバンドフスキのことを例に挙げ「ロベルトを直接売っていれば、我々は2500万ユーロ(約35億円)獲得できただろう」と、契約満了を待たず売却すれば移籍金は獲得できたと話すヴァツケCEO。

 しかし、「現在同じ問題に直面している。お金欲しさに売却するような短絡的な考えは我々にはない」と、金銭の問題ではないと考えている。

 また契約中である限り、放出するつもりはない考えも明かしており、フンメルスが希望しても移籍できない可能性も示唆している。
 
【了】

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