再来夏の去就が騒がれるアルバロ・モラタ【写真:Getty Images】
スペイン代表FWアルバロ・モラタの未来はユベントスにあるのか、それともレアル・マドリーにあるのか? 連日のようにイタリアとスペインの紙面を賑わせている同選手の去就について、代理人ボッツォ氏が状況を説明した。3日、イタリア紙『トゥット・スポルト』が報じている。
ボッツォ氏は「モラタはユベントスで最高の状態だ。他のクラブは考えていない」と明言した。その上で、レアル・マドリーが持つとされる買い戻しオプションについて言及している。
前提として、同紙はマドリーの買い戻しオプションは「2016年であれば移籍金3000万ユーロ(約39億円)」、「2017年であれば移籍金3500万ユーロ(約46億円)」であることを強調している。来夏への噂もたびたび挙がるが、マドリーのオプションは再来夏にならないと行使することはできないようだ。
しかし、同代理人は「それもモラタの意思次第だ」と、最終的には選手に決定権があることを明かし、「マドリーから昨夏退団したのと同じようにね」と付け加えている。
「数日前、モラタはスペインで私に言った。ユベントスで最高の状態であり、マドリーには戻ることは考えていないと。彼はユーベで成長し、チャンピオンズリーグを制覇したいと考えている」
「彼は何も恐れていない。既にモラタはスペイン中の若者のアイドルだ。マドリッドだけではなくね。彼のように獲得に莫大な資金が必要な選手には、本人が移籍先として望んでいないクラブがお金を出すなんてことはないんだ。もちろん、マドリーのようなクラブであってもだ」
モラタの未来は当人の意思に大きく依存しているようだ。果たして、このスペイン代表は2年後どちらのクラブでプレーすることになるのだろうか。
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