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【独占インタビュー】若きなでしこスペインへ。ラージョ移籍の大島茉莉花が語る“挑戦する価値”

text by 舩木渉 photo by Getty Images , Masato Sugimori

「やるからには上を目指して」

――2008年にU-17日本代表としてW杯に出場しました。当時のチームメイトはなでしこリーグや日本代表として活躍しています。遅れや、焦りは感じますか。

「まったくないですね。彼女たちが活躍しているのは自分にとって刺激になります」

――将来的に、日本に帰ってトップレベルでプレーしたいと思っていますか。

「先のことは考えていないです。今の頑張りしだいで先の選択肢や視野は広がると思います」

――スペインに来てまだ数ヶ月しか経っていませんが、これから新たに挑戦したいことはありますか。

「新たに挑戦というより、早くスペイン語を習得してこっちの人たちともっと他愛もない会話をできるようにしたいです」

――今後に向けて、目標や夢を教えてください。

「まずはラージョでスタメンの座を獲得すること。そして、ここでやるからには上を目指して頑張りたいですね」

――まだ女子サッカー選手の海外移籍は多くありません。これから大島選手のように新たな挑戦を考えている女子選手に向けてアドバイスはありますか。

「海外に出ることで上を目指せる環境もあるし、語学も習得できるので、少しでも海外に出たいという気持ちがあって迷うことがあるのなら、挑戦する価値はあると思います」

プロフィール

大島茉莉花(おおしままりか)
1992年7月17日生まれ。鹿児島の名門・神村学園中高を経て早稲田大学に進学し、ア式蹴球部女子で主力として活躍。卒業を控えた今年1月、スペイン女子1部のラージョ・バジェカーノ・フェミニーノとプロ契約。日本代表としてU-17W杯を経験。

【了】

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