U-21代表でプレーするFWケイン【写真:Getty Images】
トッテナムに所属するFWハリー・ケインが今年6月に開催されるUEFA U-21欧州選手権への出場を希望していると、1日付のイギリス『BBC』が報じている。
ケインは先月27日に行われたEURO2016予選のリトアニア戦でイングランドのA代表デビューを果たした。途中出場から79秒で初得点を決めるなど、早速その実力を証明した。
しかし、ケインは長くU-21代表の主力選手としてプレー。U-21欧州選手権の予選では8試合6得点と本大会出場権獲得に大きく貢献していた。
同選手は、今季終了後にチェコで行われる大会への出場希望を、A代表のロイ・ホジソン監督に伝えたようだ。
ホジソン曰く、「ハリーは(今夏)U-21に帯同したがっている。彼は自身の仕事をやり遂げたいと思っているんだ」という。
本大会の開催期間には、ケインが所属するトッテナムがオーストラリアツアーを行うことが決まっているものの、ホジソン監督は選手の欧州選手権出場を後押しした。
「私との会話の中で、彼のトーナメントに参加したいという意志は明らかだった。ハリーは重要な役割を担っていて、チームの力になれるだろう。(トッテナムのプレシーズンへの不参加によって)彼のファーストチームでのチャンスが損なわれることはない。私は(出場を)後押しするよ」
U-21欧州選手権は、2016年リオデジャネイロ五輪の予選も兼ねており、準決勝まで進出した4チームがブラジルへの切符を手にする。今大会はグループAにチェコ、ドイツ、デンマーク、セルビア。グループBにイングランド、イタリア、ポルトガル、スウェーデンが入り、優勝を争う。
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