共に得点を決めて決勝で対戦する永里、大儀見姉妹【写真:Getty Images】
【フランクフルト 1-2 ポツダム】
DFBポカール女子の準決勝が現地時間1日に開催され、昨季覇者でなでしこジャパンのFW安藤梢の所属する1.FFCフランクフルトは、同じくFW永里亜紗乃の所属するトゥルビネ・ポツダムとホームで対戦している。
安藤はベンチスタート、永里は先発となったこの試合、前半43分に右サイドからのボールを永里がダイレクトでミドルシュート。これがDFに当たり、コースが変わってゴールへと吸い込まれた。
先制点を奪ったポツダムは後半55分にも追加点を挙げ2点差とする。86分に1点を返されるがそのまま逃げ切り勝利。決勝進出となった。
永里はフル出場を果たし1得点、安藤は83分から出場し得点はなかった。
【フライブルクF 1-1(延長トータル 2-4) ヴォルフスブルクF】
昨季2冠を達成したものの、DFBポカールだけ逃したFW大儀見優季の所属するヴォルフスブルク・フラウエンは、アウェイでフライブルク・フラウエンと対戦した。
大儀見はこの日ベンチスタート。後半48分に先制したヴォルフスブルクFだったが、61分に同点とされてしまう。90分で決着がつかず、試合は延長戦へ。
延長でもなかなか得点が生まれないヴォルフスブルクFは99分に大儀見を投入。直後の101分に、相手のハンドによりPKを獲得し、さらに相手DFは2枚目のイエローカードで退場となった。
しかし、このPKは失敗に終わり勝ち越しのチャンスを逃してしまう。それでもその4分後の105分に交代で入った大儀見が決めて勝ち越しに成功。その後1点ずつを追加して迎えた延長後半アディショナルタイム。ヴォルフスブルクFが再び1点を追加し、2点差で勝利となった。
リーグでは1試合少ない状況で首位との勝ち点差2の2位、女子チャンピオンズリーグも準決勝に駒を進めているヴォルフスブルクFは、3冠達成へ向けて大きく前進した。
女子DFBポカール決勝は現地時間の5月1日にケルンで行われる。
【了】