「トップクラスの選手は1試合でも成長する。だからこそ宇佐美はトップクラス」
――その後は乾が宇佐美、香川が柴崎、本田が大迫と前線の選手が入れ替わりました。まず、乾のプレーはどうでしたか?
「まあまね。チュニジア戦の清武と一緒。あまりチャンス生かせなかった」
――では、香川はいかがでしたか?
「ここ2年間と同じ。今日も大きな貢献が出来なかった。まだ自信がなさそう。あまりリラックス出来ていないね」
――最近の報道では、トップ下のポジションで自信を取り戻したとされていましたが、ポジションの問題ではないですか?
「ポジッションは全然関係ない。プレッシャーに負けてる。考え過ぎ、頑張り過ぎ。自由にプレー出来ていない」
――かつての輝きを取り戻すことはできるのでしょうか?
「香川は本当に上手い選手。本当に、今の姿より良い選手。ただ、4年前はプレーする前に考えなかった。自由にやっていた。最近はそれが出来てない。絶対に取り戻してほしいけど…」
――そうですね。では、本田のプレーはどうでしたか?
「悪くなかったけど、そんなに印象的じゃなかった」
――この試合の最も大きなポイントは、後半に途中出場した柴崎、宇佐美、川又が得点を決めたことですね。彼らにとって大きな自信となるのでは?
「柴崎は凄かった。意識も高くて、完璧に“任務遂行”したね。宇佐美も良くなった。チュニジア戦ではポストに当てたけど、今日はちゃんと決めた。トップクラスの選手は1試合でも成長する。だからこそ宇佐美はトップクラスかな」
――では、最後に“ハリルジャパン”の2試合を通して、どんな印象を受けましたか?
「よりアグレッシブなチームだね。監督のパーソナリティに合ってる。これからこのインテンシティをキープ出来るかどうか楽しみにしています」
【了】