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レアルの品格を象徴したラウール「今はラモスとカシージャスがそう」

text by 編集部 photo by Getty Images

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左からラウール、ラモス、カシージャス【写真:Getty Images】

 今はニューヨーク・コスモスに所属している元レアル・マドリーのFWラウール・ゴンサレスは、マドリーでのキャリアを振り返り、古巣の現状について言及した。スペイン誌『パネンカ』とフランス誌『ソ・フート』が31日に伝えている。

 ジダンやロナウドによって構成されていた銀河系軍団の中、フォワードを務めていたラウールはこれに対して「“銀河系”と言う意味は良く理解できていない。好まない単語だ。僕が好きなのは純粋なフットボールであり、このコンセプトはフットボールの内に入らない」と述べている。

 当時のスター軍団に囲まれていたラウールは「毎年マーケットの最高選手が揃っていた。彼等の練習を見て、彼等をより強くするには僕が何を提供できるかと考えていた」と、当時の心境を語っている。

 バロンドールを一度も受賞しなかったことに対して抗議の声も少なくなかったが、ラウールはこれについて「僕はフットボールをプレーすると言う、僕が愛することに人生を捧げた。バロンドールでは2位と3位になったことがある。受賞できたかって? かもしれないけど、気にはしていない。フットボールは団体競技だ」と、チームと掴む栄光を重視している。

 長年マドリーの主将を務め、同クラブの品格を示したとも言われていたラウールだが「今はS・ラモスとカシージャスがちゃんと象徴となっている」と、現在の主将2人を称え「長年クラブにいて、マドリーが何を意味しているか分かっている外国人たちもね」と付け加えている。

 またラウールは将来、監督の道を選ぶかと訊かれた際「監督になりたいかははっきりしていないけど、なるとしたらバルダーノやデル・ボスケの観客を楽しませるというフィロソフィーに近いだろう」と、自身の監督像を明かしている。

【了】

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