スペイン代表のMFセスク【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのチェルシーの所属するMFセスク・ファブレガスが、スペイン代表での自身の役割について語っている。
27歳のセスクは、2006年3月に代表デビューし、これまで94試合に出場。2008年と2012年の欧州選手権連覇や2010年のワールドカップ制覇も経験している。
昨夏にはMFシャビとMFシャビ・アロンソが揃って代表を引退し、セスクが主力としてチームをけん引することが期待された。しかし、10月に行われたユーロ予選でスロバキアに敗戦して以降、ハムストリングの負傷でチームを離脱し、27日のウクライナ戦でも出番がくることはなかった。
スペイン紙『マルカ』でセスクは「先発をつかむチャンスを完全に失ってしまったとは思っていないよ。チームに携わることが重要だからね。たとえ自分がプレーできなくても、チームメートが勝利に導いてくれることを信じている。ベンチから仲間を支える役割も大切な仕事だ。
全員がプレーしたいと考えていても、自分がもし選ばれなければ、他に良いオプションがあるということ。いかなる時もチームが最優先だからね。
このチームは若い選手が多く、まだ成熟期を迎えていない。プレー時間を共有すれば、また栄光を取り戻せる自信がある」と現状について語った。
また、プレミアリーグへの復帰については「とても幸せだ。ロンドンの全てを楽しめている。試合に出場し、クラブのために戦えていると実感できているからね。良いシーズンにするため、リーグタイトルに向けて必死に戦っている。
ありがたいことに、私は今まで素晴らしい指導者に巡り合えている。アーセン・ヴェンゲル、ペップ・グアルディオラ、ジョゼ・モウリーニョなど、プロの監督から学ぶことができたのは特権だ」と心境を述べた。
スペインは31日に行われる国際親善試合でオランダと対戦する。
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