マンチェスターCに所属するDFコラロフ【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティに所属するセルビア代表のDFアレクサンダル・コラロフが、夏にクラブを離れることを示唆している。
29歳のコラロフは、2010年にラツィオから移籍金1800万ユーロ(約23億円)でシティに加入。強烈かつ正確な左足のキックを武器に、英国内有数の攻撃的SBとして異才を放っている。
英紙『デイリー・ミラー』は、シティで国内主要タイトルを獲得したコラロフは、もはやイングランドでのプレーに魅力を感じておらず、愛着のあるセリエAに戻ることを検討していると報じている。
コラロフは「イタリアに戻りたいが、難しいことは分かっている。(サンプドリアの)シニシャ・ミハイロビッチ監督と仕事ができれば幸せだ。彼は今、指導者としての能力を示し、チームも素晴らしいシーズンを送っている。リーグ戦は2位か3位で終わってほしい」と移籍先を見据えていた。
ミハイロビッチ監督は、2012年5月から1年半だけセルビア代表を率いた経験があり、自身の現役時代と同じDFのコラロフは教え子にあたる。尚、同監督のサンプドリアとの契約は2015年6月までとなっているが、セリエA残留を果たせば、自動的に1年延長される条項が含まれている。
コラロフは、サンプドリアの他にも、元同僚のロベルト・マンチーニ監督が率いるインテルへの移籍も視野に入れているという。同選手は昨年、シティと2018年まで契約を延長したが、すでに心はイタリアに向かっているようだ。
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