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日本代表 10年前

【ウズベク戦プレビュー】柴崎と青山。“中盤のオーガナイズ”を担う2人。代表定着へ求められる要素とは

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下での2戦目となるウズベキスタン戦を迎える日本代表。指揮官はスタメンの大幅入れ替えを示唆したが、ポイントとなるのは柴崎岳と青山敏弘だ。球際の激しさとレンジの長い縦パスを繰り出せるか。2人の中盤でのプレーがカギとなる。

text by 河治良幸 photo by Getty Images

ボールを奪った瞬間に、1つ飛ばした先へ

【ウズベク戦プレビュー】柴崎と青山。“中盤のオーガナイズ”を担う2人。代表定着へ求められる要素とは
注目したいのはチュニジア戦で活躍した長谷部誠がベンチスタートになると予想される中盤【写真:Getty Images】

「全く違うメンバー。リスクが少しありすぎるかとも思うが、そうはいってもこの合宿に来てくれたほとんどの選手を使いたい」

 ハリルホジッチ監督の言葉を信頼すれば、ウズベキスタン戦はチュニジア戦からガラリとスタメンが替わることになる。当然ながらアジアのライバルを相手に、チームとして1試合目からどこまで前進を見せられるか注目したいが、選手のパフォーマンスは次回の“生き残り”に直結するだけに、非常に注視したいところだ。

 その中で注目したいのはチュニジア戦で活躍した長谷部誠がベンチスタートになると予想される中盤だ。[4-2-3-1]のままなら香川真司がトップ下に入るはずだが、ハリルホジッチ監督は2試合で“中盤の異なるオーガナイズ”を用意すると語っているだけに、システムの変更も想定する必要がある。

[4-3-3]になる場合は柴崎岳、今野泰幸、青山敏弘が3ハーフ気味に並ぶ布陣になってくる可能性が高い。アギーレ前監督は中央に明確なアンカーを配置し、状況に応じてセンターバックに入るポジショニングをしていたが、ハリルホジッチ監督のそれは前目で中盤をオーガナイズする役割になるだろう。

 ハリルホジッチ監督は2試合目でさらにディフェンスの位置を高くして、前からボールを奪いに行く様にしたいと語っており、またパスにしてもボールを奪った瞬間にすぐ近くの味方ではなく、1つ飛ばした先など、相手のディフェンスをしっかり外せる場所に出すことを求めている。

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