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日本代表 10年前

ウズベク戦注目ポイントは「3人目の動き」。香川、本田、岡崎に求められる“ハリル流”の中での連動性

text by 編集部 photo by Getty Images

「もっと高いレベルを監督は要求したいと思う」

ウズベク戦注目ポイントは「3人目の動き」。香川、本田、岡崎に求められる“ハリル流”の中での連動性
岡崎慎司【写真:Getty Images】

 さらに、自らも常々口にしているゴールを決めるためには「やはりペナルティエリアの中でどうやってボールを受けられるか。前向きな状況でスピードに乗れてボールを受けられれば、より自分の形が作りやすいと思っている」とイメージを膨らませていた。

 とはいえ、サッカーはチームスポーツ。得点はたった1人で挙げられるものではなく、周囲との連係があってこそ生まれるもの。それだけに、「サイドの選手のサポートだったり、連係だったり、ボランチのみんなのサポートもなければ点は取れない」と語った。

 ウズベキスタン戦でボランチでの先発が予想されるのはMF柴崎岳と青山敏弘。代表定着に向けてハリルホジッチ監督へのアピールが必要となる両選手にとって、香川ら前線の選手をサポートすることは重要な要素となる。

 また、岡崎は「目指しているものっていうか、高い意識でのプレーっていうのをやっていきたい」と述べた。

「例えば、今だったらボールを取った後を意識してやっているけど、その先には3人目が向かっているところまで質の高いプレーを続けられるとか。よく言えばもっと高いレベルっていうのを監督は要求したいと思うけど、まだまだ意識させるっていうところだと思う」

 岡崎は、現在のチームは指揮官の求める「球際の強さ」「縦に速い攻撃」という点に関して、高い意識を持ってプレーしなければ要求を満たすことはできないと考えている。

 ハリルホジッチ監督は「次回呼ぶ合宿ではもう少し人数を減らし、何を向上させないといけないかにフォーカスしてやっていきたい」とした上で「日本代表は全員に開かれている。これは、海外含めて全選手に準備しておいてくださいというメッセ―ジだ」と語っている。

 ウズベキスタン戦に出場する選手たちは、「球際の強さ」「縦に速い攻撃」のさらにもう一歩先、「3人目の動きによる連動した攻撃からの得点」という課題をクリアしなければ指揮官を満足させることはできないだろう。

【了】

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