「チームGB」再結成ならず【写真:Getty Images】
2012年のロンドン五輪で結成されたイギリス代表、通称「チームGB」が、来年のリオデジャネイロ五輪で再結成される可能性がなくなったようだ。30日、英紙『デイリー・メール』などが報じている。
同紙によれば、今年1月にイングランドサッカー連盟(FA)がスコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各協会に「チームGB」再結成を打診したが、すべての協会の承認を得られなかったとのこと。
FIFAはイギリスを構成する4協会それぞれに国際大会の参加権を与えているが、オリンピックを管轄するIOCは「イギリス」としての参加を求めている。
2012年は自国開催だったこともあり、「チームGB」が1972年以来40年ぶりに復活した。男女ともにベスト8という成績を残したものの、男子はイングランドとウェールズから、女子はイングランドとスコットランドからといずれも2ヶ国のみからの選出で、選考に偏りがあったことが問題視されていた。
リオデジャネイロ五輪では4協会すべての同意が得られれば再結成される見込みだったが、結局は夢に終わってしまった。
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