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日本代表 10年前

「次は人数を減らす」。指揮官の一言でサバイバルと化したウズベク戦。柴崎に大迫…生き残り賭ける選手たち

text by 元川悦子 photo by Getty Images

新戦術への適応に自信を見せる青山

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青山敏弘は完全に代表定着という域には達していない【写真:Getty Images】

 ボランチの柴崎と青山も、完全に代表定着という域には達していない。柴崎はアギーレ時代の主力、青山は2014年ブラジルW杯メンバーというアドバンテージがあるものの、新体制ではまた評価は別だからだ。

 それでも柴崎は「若い世代がさらに出てくる時期なのかなと思いますし、僕らはその中心としてしっかり代表に中心として残って行けるようにしたいなと。まずはロシアという部分もありますけど、さらにその先もあるので、もっともっと若い選手が出てきてもいい」とロシアのさらに先を見据えるほどの欲を示している。

 青山にしても、タテの意識の強さという絶対的武器があるだけに、本人も自信をのぞかせる。

「今の監督のやり方は自分に合っているのかなと。ボールを奪ってから裏を狙うところが。自分の持ち味がチームに浸透した時、初めて自分を出せるのかなと。それがマッチすれば、明日得点につながるのかなと思います」と青山はウズベキ戦で得点に直結するプレーを見せる決意を口にした。

 若い柴崎以上に、青山は危機感が強いはず。内に秘めた思いをピッチ上で遺憾なくぶつけてほしいものだ。

 交代枠が6枚あることから、チュニジア戦に出場した川又や宇佐美貴史(G大阪)、永井謙佑(名古屋)らにも再度プレー機会が与えられることも考えられる。その中で果たして誰が生き残るのか……。

 ウズベク戦は勝敗や内容はもちろん重要だが、サバイバルという目線でしっかりと選手たちの一挙手一投足を見極めるべきである。

【了】

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